MATCH(マッチ)関数とは、特定の値を範囲内で検索し、見つかった値が範囲内の何番目に位置するかを数値で返します。
=MATCH(検索値,範囲,照合の種類)
検査値 : 数値、直接入力(文字列)、論理値やセル参照で指定
検査範囲 : 検査値を含む連続したセル範囲
照合の種類 : 0、1、-1の数値のいずれか
『0』 完全に一致する値を検索(指定した検査値が含まれない場合、エラー値#N/Aが表示されます)
『1』 一致するものがない場合、検索値以下の最大の値を検索・・・データを昇順に並べ替えてから
『-1』 一致するものがない場合、検索値よりも大きい最小の値を検索・・・データを降順に並べ替えてから
まず、照合の種類が『0』の完全一致についてお勉強してみましょう。
MATCH関数で完全に一致する値を検索
一行目に、都道府県が入力されたデータで【茨城県は何列目】にあるか求めてみましょう。
=MATCH("茨城県",A1:AU1,0)
茨城県は、H列に入力されていますので、【8】列目になります。
VLOOKUP関数にMATCH関数を組み合わせて求める
VLOOKUP関数では、列番号を入力する必要があります。
でも、長いデータの中で列を探して入力するのは大変です。
そんな時は、MATCH(マッチ)関数を組み合わせて求めることができます。
【8月の茨城県】の数値を求めてみましょう。
① まず、7月の行位置をVLOOKUP関数で求めます。
=VLOOKUP(A8,A:AV,列番号,0)
② 次に、茨城県が何列目なのかを、MATCH関数で求めます。
VLOOKUP関数は、検索列がA列の月を含む範囲ですので、月(A列)から範囲指定します。
=MATCH("茨城県",A1:AU1,0)
③ VLOOKUP関数の列番号に【MATCH("茨城県",A1:AU1,0)】を組み合わせます。
=VLOOKUP(A8,$A:$AV,MATCH("茨城県",$A$1:$AV$1,0),0)
8月の茨城県の数値である8行目のI列に入力されている【5,532】が表示されました。
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