相手にきちんと届いてこそのあいさつ | ||||||||
あいさつの基本は相手の目を見て、笑顔で明るく声をかけることです。 | ||||||||
あいさつはもともと仏教用語で“心をひらく”という意味があります。 | ||||||||
自分から心をひらくことで、相手にも心をひらいてもらいたいという気持ちが | ||||||||
込められているのです。ですから、きちんと心に響くあいさつをしたいものですね。 | ||||||||
あいさつ 5つの心得 | ||||||||
1.自分から先にあいさつをする | ||||||||
あいさつは先手必勝!苦手な人ほど自分からあいさつするように心掛けて。 | ||||||||
2.明るくはっきりと | ||||||||
あいさつは相手に届いてこそ意味があるものです。語尾までしっかり発音を。 | ||||||||
3.にこやかに笑顔で | ||||||||
無表情では相手も心をひらいてくれません。 | ||||||||
にこやかな笑顔で心のドアをノックすれば、相手も反応してくれるはず。 | ||||||||
4.動きを止め、しっかりアイコンタクト | ||||||||
歩いているときは立ち止まり、作業中なら手を止めます。必ず相手に体を向け、 | ||||||||
目を見てあいさつを。 | ||||||||
5.分離礼で印象づける | ||||||||
日常的には同時礼でOK。お客様を迎える場合や特別に敬意を払うべき相手には、 | ||||||||
分離礼にするとより丁寧な印象になります。 | ||||||||
~社内編~ | ||||||||
出社時から外出、退社など場面によって使い分けが必要です。 | ||||||||
出社時 | ||||||||
大きな声であいさつをします。積極的に元気よくしましょう。 | ||||||||
外出時 | ||||||||
帰社する時間を上司に伝えてから外出のあいさつする。 | ||||||||
退社時 | ||||||||
「お疲れ様」など簡単に済ませず、周囲に気づかって丁寧にしましょう。 | ||||||||
帰社時 | ||||||||
上司に帰社したことを伝えます。 | ||||||||
*この時、一言でも業務報告できれば真面目な印象が残せるでしょう。 | ||||||||
頼む場合 | ||||||||
相手の都合を考慮して頼みましょう。 | ||||||||
*タイミングが悪いと不快感を抱かれてしまうこともあります。 | ||||||||
~社外編~ | ||||||||
社外に出た時は、社名を告げる限りあなたの態度が会社の評価を左右します。 | ||||||||
会社同士の交流がスムーズになるよう、明るくあいさつをしましょう。 | ||||||||
訪問したら | ||||||||
交流が深ければ明るいあいさつを。丁寧にするなら「お世話になっております」 | ||||||||
お詫びをするとき | ||||||||
先方から声がかかるまで、丁寧にお辞儀をしながら「申し訳ございません」 | ||||||||
感謝を伝えるとき | ||||||||
「ありがとうございます」の他、どのように感謝しているかを添えると | ||||||||
気持ちが伝わります。 | ||||||||
シーン別 あいさつの言葉 | ||||||||
あいさつの基本は「笑顔で、元気よく」。 | ||||||||
とはいえ、シチュエーションや相手との関係次第でアレンジしていかなければなりません。 | ||||||||
相手の気持ちをくみ取った上で、あいさつを上手に使いこなしましょう。 | ||||||||
*初対面の人に | ||||||||
「こんにちは」だけではなく、 | ||||||||
「お目にかかれて光栄です」 「今日は寒い(暑い)ですね」など、ひと言プラス。 | ||||||||
例)「こんにちは。はじめまして、○○です。お会いできてうれしいです」 | ||||||||
*化粧室で上司やお客様などに会ったとき | ||||||||
会釈でOK。話がある場合は、外に出てから切り出しましょう。 | ||||||||
*エレベーターで乗り合わせたとき | ||||||||
通常のあいさつをします。ただし、混んでいるときは会釈でOK。 | ||||||||
エレベーターの中での会話はマナー違反。会話をしないのが礼儀です。 | ||||||||
*人を迎えるとき | ||||||||
笑顔で迎え、「お久しぶりです」など、会えてうれしい気持ちを言葉にする。 | ||||||||
例)「こんにちは。お待ちしておりました」 「ようこそ、いらっしゃいました」 | ||||||||
*相手が自分のことを思い出せないでいるとき | ||||||||
相手に恥をかかせないよう、自分から名乗るのがマナー。 | ||||||||
例)「私、□□社の○○でございます。先日は△△の件でご尽力いただき、 | ||||||||
ありがとうございました」 | ||||||||
これはNG! 「どうも」は使わない | ||||||||
「こんにちは」も「ありがとうございます」も、「どうも」で済ませていませんか? | ||||||||
つい、口にしがちですが「どうも」では会話が途切れたり、相手に失礼にあたることも。 | ||||||||
その場に応じた言葉であいさつできるよう、心掛けましょう。 | ||||||||
※あいさつで気になるのが "~ながら" のあいさつと、"語尾がのびる" あいさつです。 | ||||||||
これでは悪い印象しか残りません。相手を不愉快にさせてしまわないように、 | ||||||||
言葉の意味を考えて語調を変えるなど、気をつけましょう。 | ||||||||
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