身近な人への言葉づかいこそ気を抜かずに | |||||||
毎日のように顔を合わせる同じ職場の人に対しては、ついつい言葉づかいも | |||||||
いい加減になりがちです。自分の立場をわきまえないなれなれしい物言いや、 | |||||||
乱暴な言葉づかいは周囲を不快にするもの。上司・先輩に対しては相応の | |||||||
敬語を、また後輩・年下の人にも公の場であることを忘れずに、時と場合に | |||||||
応じた適切な敬語を使いましょう。 | |||||||
上司に呼ばれたら | |||||||
×「今、呼ばれましたか」 | |||||||
「なんかご用ですか」 | |||||||
「はい、ただいままいります」 | |||||||
まずは「はい」と大きな声で返事をすること。仕事の手をとめず、相手も見ないような | |||||||
「ながら返事」は失礼です。どうしても手が離せない場合であっても、まず返事をして | |||||||
その理由をきちんと伝えるべきでしょう。 | |||||||
これもOK 「お呼びでしょうか」 | |||||||
打ち合わせ中の会議室に入る | |||||||
×「すいません、お邪魔します」 | |||||||
「失礼します」 | |||||||
「失礼いたします」 | |||||||
在室中の会議室や応接室、上司の部屋などに入る際は、無言ではなくノックをした上で | |||||||
ひと言断ってから入るのがマナーです。退室時も、部屋にいる人のほうに体を向けて、 | |||||||
「失礼いたします」または「失礼いたしました」とあいさつしてから部屋を出ます。 | |||||||
上司に来客を伝える | |||||||
×「○○さんが来ましたよ」 | |||||||
「○○さんをお連れしました」 | |||||||
「○○様がお見えになりました」 | |||||||
来客に対して「お連れしました」と言う方は失礼です。「○○様をご案内しました」という | |||||||
言い方もありますが、来客を前にした場合は、相手を主にして「お見えになりました」と | |||||||
言うべきでしょう。 | |||||||
これもOK 「○○様がいらっしゃいました」 | |||||||
食事の誘いを受ける | |||||||
×「あ、いいですよ。別に今日用事ないんで」 | |||||||
「ありがとうございます。ぜひご一緒させていただきます」 | |||||||
誘ってくれたことに対する感謝の気持ちを表すとよいでしょう。 | |||||||
たまたま暇だから付き合うという言い方にならないよう気をつけます。 | |||||||
これもOK 「喜んでお供させていただきます」 | |||||||
食事の誘いを断る | |||||||
×「えっ、ちょっと今日は…」 | |||||||
「申し訳ございません。今日は前々からの約束がございまして。 | |||||||
次回はぜひご一緒させていただきます」 | |||||||
誘いを断るときは、角が立たないように適切な言葉を選びましょう。 | |||||||
今日は都合が悪いが、またの機会にぜひという気持ちを表すことも大切です。 | |||||||
これもOK 「大変残念ですが、どうしても外せない用事がございまして」 | |||||||
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